犯罪小説家〔雫井脩介〕

日本クライム文学賞を受賞した待居涼司の「凍て鶴」を映像化したいと申し出てきた脚本家小野川充。打ち合わせを進めるうちに小野川は、「凍て鶴」のヒロイン美鶴のモデルが集団自殺のコーディネートをしていた落花の会の木ノ瀬蓮美ではないかと言い出す。待居の否定にもかかわらずこだわり続ける小野川は、当時落花の会について調べていたライター今泉知里に調査を…
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本格小説〔水村美苗〕

駐在員の娘としてアメリカで育ち、カリフォルニアで教鞭をとるかたわら3冊目の執筆を行っていた美苗は、ひょんなことから出会った日本人の青年から少女時代にニューヨークで出会った東太郎の話を聞き、彼の人生を小説にまとめることにした。父の知人のアメリカ人の雇われ運転手から父の会社に勤めその後目覚しい立身出世を遂げた東太郎の生い立ち、アメリカに来た…
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ジェネラル・ルージュの凱旋〔海堂尊〕

ICUのナース如月翔子が無理に受け入れた伝説の歌姫、水落冴子にベッドの提供を依頼された東城大学医学部付属病院神経内科不定愁訴外来担当講師の田口の元に、同期でICU部長の速水に対する告発文書が届いていた。リスクマネジメント委員長として調査は田口が担当することに。果たして真相は?? 何の情報もいれずに読み始めたので、最初、既読の本を借…
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愚行録〔貫井徳郎〕

東京郊外で起きた一家4人惨殺事件。あるルポライターのインタビューにより、殺された田向夫妻と交友のあった人物達から語られる夫妻の姿。結末で明かされる犯人は誰か?? 貫井さんの作品は大学生の時に「慟哭」を読んで以来です。「慟哭」は最期の衝撃が後味が悪い方に大きくて、しばらく貫井作品から遠ざかっていましたが、「九月が永遠に続けば」を読ん…
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クロスファイア 上下〔宮部みゆき〕

念力放火能力(パイロキネシス)を持つ青木淳子は、自らの能力のガス抜きのために向かった廃工場で死体とおぼしき人間を始末しようとする若者達に出会う。すんでのところで助け出した男から自分の恋人が囚われの身であることを聞き、彼女を救い出し、その場から逃げおおせたアサバという男に制裁を下す決意をする。 警視庁放火捜査班の石津ちか子は、廃工場に残…
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九月が永遠に続けば〔沼田まほかる〕

ある女性が原因で安西雄一郎と離婚し、高校生の息子の文彦と二人で暮らす水沢佐知子のもとから、文彦がふらりとゴミを捨てに行ったきり忽然と姿を消した。原因は教習所講師との佐知子の不倫を知ってなのか?それとも実らぬ恋に絶望してか?浮かび上がる冬子という名の少女と雄一郎の再婚相手亜沙美。果たして真相は?? 沼田さんの本を読んだのは初めてでし…
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玻璃の天〔北村薫〕

女子学習院の後期課程に進んだ旧士族の娘花村英子と女性運転手別宮みつこことベッキーさんが挑む様々な謎。折りしも、日本は戦争へと突き進んでいた。ベッキーさんシリーズ第2弾。 ベッキーさんシリーズ第3弾「鷺と雪」の直木賞受賞を聞き、まだ残っていた、第1弾と第2弾をひっ攫うように借りてきたのですが、この「玻璃の天」も第137回直木賞候補だ…
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街の灯〔北村薫〕

旧士族の家系で商事会社の社長を父に持ち女子学習院に通う花村家の娘、花村英子の新しい担当運転手は女性だった!!英子と女性運転手別宮みつこことベッキーさんが様々な謎に挑む。ベッキーさんシリーズ第1弾。 第141回直木賞がこのベッキーさんシリーズ第三弾だというので、即効図書館に行き第1弾と2弾を借りてきました。 北村薫さんは、「ス…
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プリンセス・トヨトミ〔万城目学〕

東京から大阪へ会計検査院の検査官3人がやってきた。その追及は激烈を極める「鬼の松平」、フランス人と日本人のエリートハーフ、旭・ゲーンズブール、不正を前にすると腹が差し込む「ミラクル鳥居」。折りしも、空堀商店街のお好み焼き屋の息子真田大輔は幼馴染の橋場茶子にと共に決死の覚悟で登校していた・・・。 いやあ、またも万城目ワールド全開でし…
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鳩笛草〔宮部みゆき〕

超能力を持つ主人公達を描く3つの物語。 宮部みゆきの昔の作品の面白さに開眼し、次は、『クロスファイア』を読もうと思い、その前に「燔祭」を読んだ方がいいということで借りてきました。 宮部作品では頻繁に「超能力」「サイキック」をモチーフにしており、先日読んだ、『龍は眠る』もそうなんですが、飽きることなく読めました。巻末に大森望氏…
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テンペスト 下〔池上永一〕

琉球王国表十五人衆から転落し、八重山に流刑となった孫寧温は、八重山を砲撃する英国と米国海軍を目の当たりにし、琉球王国の行く末に危機感を募らせる。再び投獄され伝染病を患った寧温は谷底に捨てられ・・・。 上巻を読んだ後、図書館の順番がなかなか回ってこなくていらいらしているうちに、上巻の内容忘れかけたでないか~!!何故寧温が流刑になった…
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葉桜の季節に君を想うということ〔歌野晶午〕

ある時は六本木でガードマン、またある時はパソコン教室の講師、たまにはテレビドラマのエキストラの警備員の成瀬将虎は、ジム仲間久高愛子のおじいさんの事故が保険金殺人であるとの疑いを持ち捜査を始める。怪しいのは悪徳商法の蓬莱倶楽部。一方、ホームから転落したところを助けた麻宮さくらとはデートを重ね・・・。 初めて読んだ歌野さんの作品「女王…
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魍魎の匣〔京極夏彦〕

単行本出版が決まった関口が出版社から戻ると待っていたのはカストリ雑誌の記者鳥口だった。バラバラ事件の遺体発見現場からの帰り道、道に迷った関口と鳥口は巨大な箱のような建物に辿りつく。そこにいたのは関口の同級生木場刑事だった・・・。霊能者御箱ばこ様について京極堂のアドバイスを仰ぐうち、全ての事件が奇妙なつながりをみせ・・・。京極堂シリーズ第…
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女王様と私〔歌野晶午〕

妹の絵夢がいれば何もいらない引きこもりの真藤数馬は、日暮里繊維街で男言葉を話す女性くるみと出会う。高級フレンチレストランに寿司、アイドルのコンサートチケットなどいい様に使われているうちに、くるみの周囲で連続殺人事件が発生する。引きこもり返上で数馬は捜査に乗り出すのだが・・・。 歌野さんの作品は初めてでしたが、いやまあ驚きました!!…
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死神の精度〔伊坂幸太郎〕

突発的な事故や思いもよらない事件で死ぬ人間を決定する情報部からの依頼により、調査を行い、「死」を実行するのに適しているかどうかを判断し、報告をする死神、千葉が担当した6人の物語 「ゴールデンスランバー」にあまりにも感動して、次に選んだのが伊坂さんの作品がこの「死神の精度」。やっぱり「ゴールデンスランバー」は越えないよな~と思いつつ…
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贋作『坊ちゃん』殺人事件〔柳広司〕

赤シャツと野だを殴って学校を辞め、四国から東京に戻ってきた坊ちゃんは街鉄の技手をしていた・・・。街で山嵐と再開した坊ちゃんは赤シャツの自殺に疑問を抱き、山嵐と共に再び四国を訪れる。 ははあ、あの「坊ちゃん」の裏にはこんな真実があったのねえと納得はしました。上手くできているんでしょう。本来は手元に本家「坊ちゃん」を置いて読むべきなの…
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彼女について〔吉本ばなな〕

母の遺言に従って突然尋ねてきたいとこの昇一と共に、両親の死を辿る由美子。彼女が最後に知る真相は?? 吉本ばななさんの作品の中では、「キッチン」、と「うたかた・/サンクチュアリ」が私の10冊に入るぐらいに愛してやまないのだけど、その後はオカルトっぽさが強まってきた気がしてしばらくご無沙汰してました。週刊ブックレビューで中江有里さんが…
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ジョーカーゲーム〔柳広司〕

戦時中、かつて優秀なスパイだった結城中佐が陸軍に設立した情報勤務要員養成所ーD機関の卒業生達が世界で繰り広げるスパイ活動の物語。 戦時中の陸軍なんていうと正直野暮ったいイメージだったんですが、何ともスタイリッシュな世界でした!!結城中佐めちゃくちゃ格好いいじゃないですか!!このD機関を設立した結城中佐の出番はそれほど多くないにもか…
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ラブコメ今昔〔有川浩〕

自衛隊員、自衛隊員を彼に持つ女性、自衛隊員の妻が主人公のラブストーリー5編。 いや、昨年から有川さんの作品を読み漁っている感じですね~。ここ2年一番読んでる作家さんかもしれません。 自衛隊モノは好きなので楽しく読みました。命をかける仕事なのに現在の日本では報われない切なさがありますよね。それでも粛々と任務をこなすぴしっと背筋の伸…
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深川恋物語〔宇江佐真理〕

江戸・深川の水面に映すせつなく揺れる6つの恋物語。 宮部みゆきさんですっかり時代物に目をひらかれた私。いやあ、宇江佐真理さんってものすごい数の著作があるんですね~。図書館でずらりと並んだ棚が圧巻でした。 明るい話より悲しい話が多くて宮部さんより少々しっとりめの感じですかね。「がたくり橋は渡らない」で娘の恋人に頭を下げる年老い…
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ガール〔奥田英朗〕

仕事のできるワーキングウーマン。だけど私の人生このままでいいの??三十路を迎え人生に疑問を持ち始めた働く女の5つの物語。 働く女ものはどうしても読んでいてしんどくなってしまうので、あえて避けているんですが・・・これはそれと知らずに借りてきてしまいました。正直、最初の「ヒロくん」を読み出し、年上の男性部下との確執に悩む女性のお話で「…
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ゴールデンスランバー〔伊坂幸太郎〕

仙台でパレード中ラジコンヘリ爆弾による金田首相暗殺ー。容疑者として発表されたのは元宅配ドライバーの青柳雅春。しかし、青柳は無実だった。果たして彼は逃げ切るのか?? 「オーデュボンの祈り」、「陽気なギャングが地球を回す」と読んできて、今回この作品が肌に合わなかったら伊坂さんとはお別れだ~と思って読んだのですが、なんともなんとも!!今…
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おそろし 三島屋変調百物語事始〔宮部みゆき〕

袋物なら越川、丸角と指を折って数え上げる江戸の人々が、三本目の指を折りながら、それでも三島屋を知らぬならまことの数寄物にはあらず、と評される三島屋で行儀見習いをするおちかはひょんなことから、お客の不思議な話を聞く役目を務めることになる。それぞれの物語がおちか自身の身の上に起こったことと不思議に絡み合い・・・・。 「週刊ブックレビュ…
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テンペスト 上〔池上永一〕

龍の舞う嵐の夜生まれた少女真鶴は勉学を苦に逃げ出した兄に代わり、寧温となり男として科挙を目指すことになる。いったんは科挙不合格になるも、王の命により評定所筆者主取となった寧温。自らの身代わりに囚われ処刑された父の最期の言葉を胸に王宮に上がる。次々と寧温に降りかかる王宮、御内原の勢力争い。清朝と薩摩の狭間で揺れ動く琉球。果たしてその運命や…
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エッジ 下〔鈴木光司〕

2012年12月、熱海のハーブ園で91人が忽然と姿を消した。不可解な失踪事件を追い続けてきたノンフィクションライターの冴子とテレビディレクター羽柴は共に熱海に向かう。物理学者磯島による情報収集の結果、起こりつつある出来事が明らかにされるが、その時冴子は父の失踪の謎に向き合っていた・・・。 上巻の引きもよかったし、下巻も相転移までは…
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新世界より 下〔貴志祐介〕

早季は同じ班の良に対する記憶に違和感を覚えていた。良でない誰かとずっと一緒だったはずなのに・・・・。覚、真理亜、守と記憶を辿るうち、守が不浄猫に狙われていることが分かり、守と真理亜は村を去ることになる。それが悲劇の始まりだった・・・。 上巻が手元にあるうちに下巻の順番が回ってこなかったので、早季たち同様私もいなくなった男の子の名前…
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阪急電車〔有川浩〕

阪急宝塚駅と西宮駅を結ぶ阪急今津線の各駅ごとに乗り合わせた人々の物語が紡がれていくーそれぞれの恋の始まり、恋の終わり、出会いーそして折り返し 図書館シリーズといい、有川さんの本は着想が面白いですね。とあるローカル線に乗り合わせた人々の物語を電車の進行と共に語り、それぞれの物語が乗り合わせた人々によって少しづつつながっていきます。 …
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ナイチンゲールの沈黙〔海堂尊〕

東城大学医学部神経内科学教室の窓際講師田口公平は、担当の不定愁訴外来で、眼球を摘出しなければならない小児科のレティノブラストーマ(網膜芽腫)の患者のメンタルケアを行うことになるが、患者の一人である中学生の牧村瑞人の父親が殺害され、瑞人自身の関与が疑われることとなる。聞く人に自身の脳内イメージを伝える歌声を持つ、瑞人の担当看護士、浜田小夜…
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魔術はささやく〔宮部みゆき〕

午前2時、横領犯で行方不明の父を持つ16歳の日下守が同居する叔母の家の電話が鳴った。タクシードライバーである叔父が女性をはねて死なせてしまったというのだ。目撃者がなくこのままでは叔父が逮捕されてしまう・・・。守にかかってきた匿名の電話からの情報で叔父の無実を証明しようと動き出した守は、被害者女性と以前に自殺した他の女性二人との関わりを知…
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龍は眠る〔宮部みゆき〕

台風の夜、東京へと車を走らせる途中、自転車で立ち往生している高校1年生の稲村慎司を助けた雑誌記者高坂昭吾は、近所の子供が行方不明になっていることを知る。開け放されたマンホールの蓋、残された黄色い傘。そして慎司は高坂に自分の能力のことを話し出した・・・。 図書館の閉館間際に駆け込み、えいやと適当に選び出した1冊ではあったのですが・・…
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新世界より 上〔貴志祐介〕

245年の神栖66町。下界と町を隔てる八丁標。多くのものが灰塵に帰したあの日から10年。渡辺早季は千年後の同胞にあてて長い長い手紙をしたためた。人々の記憶が風化してしまった遠い未来に同じ過ちを繰り返さないために。 冒頭で210年と出てきて、生活環境がかなり牧歌的なので一瞬弥生時代??と思ってしまったのですが、現代から千年ほど後の未…
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エッジ 上〔鈴木光司〕

2011年11月、フリールポライターの冴子は3つの失踪事件の取材を行うことになる。次第に明らかになる事件の共通項。17年前の冴子の父の失踪との関連は?世界中で起こる謎の失踪事件の数々。ハワイの天文台では星の消滅が観測され、スタンフォード大学ではπの値がゼロになっていた・・・・。 怖いものには積極的に関わらないようにしている怖がりな…
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噂〔荻原浩〕

夜中の公園に出没し、さらった女の子の足首を切断するという真っ黒いレインコートの男レインマン。身を守る唯一の方法はミリエルという香水をつけることー渋谷の女子高生たちの間でまことしやかに囁かれていた噂が現実のものとなり、足首のない女子高生の遺体が発見された。噂の出所は?犯人は誰か? 「オロロ畑でつかまえて!」と「なかよし小鳩組」のコメ…
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雪の断章〔佐々木丸美〕

孤児院から本岡家に引き取られたが家政婦同然の扱いに耐えかね家出をし倉折飛鳥は、大通り公園で滝杷祐也と三度目の再開を果たす。祐也に引き取られ美しく成長していく飛鳥。祐也を巡る愛憎とそして起こる殺人。 佐々木丸美さんは高校生の頃にはまり買い集めたんですが、既に廃刊になっている作品が結構あって残念な思いをしていたところ、復刊されるという…
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ラン〔森絵都〕

13歳で両親と弟を亡くし、22歳で育ててくれた叔母をも亡くした環の唯一の友達は自転車屋の紺野さんと飼い猫のこよみ。しかし、こよみが老衰で亡くなったのを機に紺野さんも故郷へと去ってしまう。一人になった環は寂しさを紛らわすため紺野さんからせん別に送られた自転車モナミ1号を乗り回しているうちに、冥界と下界を結ぶレーンを越え亡くなった家族と再会…
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火の粉〔雫井脩介〕

元裁判官、梶原勲が2年前に無罪判決を下した男ー武内真伍が隣家に越してきた・・・。一見人好きのするだが、武内が越してきて以来梶原家では不審な事件が次々と起こり始める。果たして、梶原は殺人者を野に解き放ってしまったのか?? 「犯人に告ぐ」が面白かったので、雫井さんの他の作品も読んでみようと思っていたところ、hontyuさんにお薦めされ…
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非正規レジスタンス 池袋ウェストゲートパークⅧ〔石田衣良〕

池袋の果物屋兼コラムニスト兼トラブルシューター真島誠が遭遇する事件の数々から日本の今の世相が浮き彫りになるIWGPシリーズ第8弾。 格差社会。今の日本の世相を切り取るとそうなるんだなと思わされました、初出誌は2007年5月から2008年2月・3月にかけてで、1年以上前なのでまだこんなにも不況の波がおしよせていない頃の話なんだけど、…
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出星前夜〔飯嶋和一〕

島原有家村桜馬場の集落に住む数え年19歳の寿安は、数年の天候不順にもかかわらず苛烈な年貢の取立てからくる栄養失調で次々に傷寒に倒れる子らを見、島原領主松倉家のみならず、なす術もなく泣く大人たちに絶望し、かつての教会堂に童らと共に立てこもった。代官所の火災の濡れ衣をきせられそうになり応戦した寿安に戦の不毛を説き、事を荒立てないよう説得する…
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別冊図書館戦争Ⅱ〔有川浩〕

関東図書特殊部隊副隊長、緒方が20年間心に秘める恋の話、堂上と小牧が新米だった頃に仕出かしたいろいろの話、そしてそして、ついに決着!?どうなる手塚&柴崎??の3編を収めた「図書館シリーズ」最終巻。 ついに大好きだった「図書館シリーズ」(「図書館革命」のときはまだ文句たれてましたが<汗>)読破!!ということで感慨もひとしおです。 …
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Op.ローズダスト〔福井晴敏〕

8年前のとある事件以来、「公安(ハム)の脂身」と呼ばれ警視庁公安四課で飼い殺しにされている並河警部補は、元防衛庁職員水月聡一郎がセムテックス爆弾でビルごと爆破された事件をきっかけに、自衛官丹原朋希と行動を共にすることになる。次第に明らかになるテロリストの正体と過去の怨念。テロリストの狙いは?並河と朋希はテロを阻止することができるのか??…
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輝く日の宮〔丸谷才一〕

研究発表で行った「芭蕉はなぜ東北へ行ったのか」、学会誌に載った「春水=秋声的時間」で注目をあびるようになった元禄文学を研究する大学講師の杉安沙子は、イタリアの空港で水関係の会社の調査部長、長良豊と出会う。「日本の幽霊」シンポジウムで、源氏物語研究の代表者大河原篤子と「輝く日の宮」という巻の存在をめぐって対立。その存在を信じる安沙子は失わ…
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女の絶望〔伊藤比呂美〕

詩人である著者が西日本新聞で行っている人生相談を基に、「伊藤しろみ」なる人物が夫婦、セックス、子育て、不倫、閉経、離婚、介護の悩みに赤裸々にアドバイスを送るエッセイ。 最近発見して大好きな番組、BS2の「週刊ブックレビュー」で合評されていて興味を持ち読んでみました。 私は子育ても介護もまだ未経験なので、もうちょっといろいろ人生経…
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クローズド・ノート〔雫井脩介〕

マンドリンクラブに所属し、老舗の文具店でアルバイトをしている教育大生の香恵は自分の部屋のクローゼットの中から前の住人のものと思われる1冊ノートを発見した。バイト先で万年筆のフェアを担当することになった香恵は、イラストレーターの男性の万年筆を選ぶことになり・・・。1冊のノートでつながった不思議な縁の物語。 びっくりするとは聞いていた…
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半島を出よ〔村上龍〕

ドルの暴落を契機に円も国債も株も暴落し世界中から見放された2010年の日本。反乱軍の名の下に福岡が北朝鮮に占拠される。日本政府は東京への波及を恐れ、福岡を封鎖してしまう。果たして福岡の運命は?? 読みながら、うんと昔に村上龍の作品を読んだときと同じ感想をを持ちました。エグイ描写がきらきら輝いているなと。他の文章はどうも上手くないの…
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別冊図書館戦争Ⅰ〔有川浩〕

図書特殊部隊の上司、堂上と晴れて想いが通じ合った笠原郁。作家当麻蔵人の大使館駆け込み事件の際に負傷した堂上の見舞いに訪れ・・・。徐々に距離を縮めていく堂上と郁の物語。 本編、「図書館革命」のエピローグであんなことになっていたので、「ええ!!そこにいたる過程は!?」という疑問を解決する作品です。別冊ということで、「良化法関係で本編以…
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戦国自衛隊1549〔福井晴敏〕

11年周期で起こる太陽の強力電磁放射によって引き起こされる電磁障害を防ぐため、太陽から降り注ぐ電磁波を人工的に中和する実験中、装備もろとも忽然と消えた自衛隊第三特別混成団。1週間後局所的な振動と未知の電磁波と共に現れたのは戦国時代の鎧武者だった。果たして自衛隊第三特別混成団は何処へ消えたのか? 半村良原作の『戦国自衛隊』を内容を変…
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6ステイン〔福井晴敏〕

防衛庁情報局ー現役および退役、召集時にのみ正局員の手足となって任務を遂行す売るAPが活躍する6つの物語 有川浩を読んでいたら、自衛隊ものをもっと読みたくて仕方がなくなってきて手に取りました。福井さんは『終戦のローレライ』までは全作品を読んでいて大好きなんですが、そういえばここのところご無沙汰してたので。 初めての短編集ですが…
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塩の街〔有川浩〕

ある日突然東京湾に落下した巨大な塩の結晶。以降、人々は次々と塩の塊と化していった・・・。塩害に見舞われ社会的機能が全く無と化した世界を塩化の恐怖と戦いながら救うことはできるのか?? 「空の中」、「海の底」と並ぶ有川先生の『自衛隊三部作』の中の一つです。 デビュー作ということで、他2作に比べると完成度の点では少し劣るかなとは正直思…
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図書館革命〔有川浩〕

テロネットワークによる敦賀原子力発電所襲撃ー。記念すべき初デートに出かけた堂上と郁は途中で図書隊に呼び戻され、テロ組織が参考にしたと思われる著書の作家を良化特務機関から保護する任務につくことになる。検閲権を拡大し表現の自由にまで踏み込もうとする良化法賛成派と検閲を根絶し表現の自由を死守しようとする良化法反対派の戦いの火蓋は切って落とされ…
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ホルモー六景〔万城目学〕

千匹と千匹のオニをお互い引き連れ、京都市内でおこなう戦争ごっこ。その名もホルモー。京都大学青竜会、立命館大学白虎隊、京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックスが繰り広げるサークル活動を描いた『鴨川ホルモー』のスピンオフ6作を収録。 ああ、『鴨川ホルモー』を手元に置いて読みたかったぁ。何故って、『鴨川ホルモー』のあの時実は裏ではこんな…
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